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開発に6年

6年もの歳月に渡る研究と開発を経て、JSが誇る最新のカーボン構造が世界へとリリースされることになりました。私たちのホームであるゴールドコーストやオーストラリア国内を始め、ウェーブプールや北アメリカ、ヨーロッパ、日本、モロッコやブラジルといったバラエティ豊かな波のもとでテストを重ね、何通りものレイヤーパターンを試してきました。そしてCarboTuneはどんなコンディションでも機能する、ジェイソンやチームライダー全員にとってのお気に入りボードになったのです。このボードの目指す場所、それはこれまでのサーフボードの構造では目にしたことのない耐久性とパフォーマンス性能の両立。ついにこれが実現したのです。

求めたのは軽さと耐久性、パフォーマンス性能のバランス

フォーミュラ1というべきサーフボードを作ることに25年を費やしてきて、これまで以上のパフォーマンス性能を有するボードの中に、軽さと耐久性をバランス良く両立させることこそ、私たちのボード作りの指標となっています。すべての数値化されたデータを用い、ボードの容量が何リットルのときにどれくらいの重量のボードが良いのか、サーファーのレベルやサーフィンのスタイルに応じて最適解を求めてきました。こうしたすべてのデータがCarboTuneの理想的なスペックに落とし込まれています。パフォーマンス性能と同様に、緻密に計算されてチューンナップされた軽さと耐久性のバランス。そう、このCarboTuneという構造が立ち戻ったのは、比較的シンプルな計算式、つまり軽さ&耐久性=パフォーマンス性能ということだったのです。その計算式を見つけるには6年という月日を必要としましたが、こうした要素がついに理想的なバランスで一つになり、CarboTuneが出来上がりました。

サーフボードにカーボンファイバーを使うということ

カーボンはサーフボードの重量と硬さの割合を最適化し、スピードの中にパワーが融合したボードを実現させてくれます。つまり、エネルギーを瞬時に伝えることができるのです。したがってサーファーが力を加えれば、CarboTuneのボードはそれだけの反応をしてくれるということ。反応速度はとても早く、サーファーからのパワーでも波からのパワーでも、どんなパワーも直接的にボードへと伝わります。このことは、ボードの研究開発の過程とボード構造の決定において、カーボンレイヤーの角度と重量が大きな役割を果たしたということを意味しています。実際に使用されているカーボンファイバークロスの重量は、研究開発でテストされたどのカーボンよりも軽くなっていて、同時に世界中のサーフボード構造で使用されるどのカーボンファイバークロスよりも軽いのが特徴です。

最高のフレックス性能を実現するために正確に重量を決め、推進力を最大化して思い通りの動きができるように、全体的な出来上がりのボード重量を最適化しました。CarboTuneの理想的なボード重量は、プロチームライダーが乗るPUのボード重量に非常に近くなっています。例えば5’10”/28.6LのCarboTune Xero Gravityは2.4kg/5.3lbsで、プロチームライダーの同じディメンション&ボリュームのPUボードは通常2.5kg/5.5lbsになります。

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CarboTuneのボード工法

1. EPSを使用。ストリンガーなし。

2. 耐久性とフレックス性が理想的に両立するように徹底的に研究開発した上で設計されたカーボンファイバークロスを、一層ずつ正確に角度と重量を計算しながらボード全体の外郭に巻く。

3. ラミネートにムラがないように確認しながら、バキュームバッギングプロダクション工法を用いてカーボンファイバークロスを吸引し、ボードを真空パックしていく。これは2015年からHYFI構造のボードを作るために開発&改良されてきた工法

4. カーボンファイバーをくっつけるための最高性能の次世代クリアエポキシレジンを用いてボードをラミネート。合成材の強度、耐久性、耐薬品性を高めるためにエポキシでカーボンファイバーを接着。また、エポキシは紫外線による黄ばみ防止に高い効果を発揮する。

5. ボード表面のすべての部分を完璧に防水加工するため、CarboTuneのボードに一本ずつクリアコートを施して完成させる。

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